朝鮮人参に含まれているサポニンとは？

朝鮮人参と言えば「サポニン」が含まれていることで知られているのですが、サポニンについて詳しく知らない方も多いでしょう。

まずサポニンがどのような成分であるかを紹介しています。
朝鮮人参が体に良いと言われている理由にも含まれているので、服用の際の参考にしてください。

■サポニンとは

サポニンとは糖とサポゲニンから構成されている配糖体の総称となります。

特徴は水に溶かすことができ、よく混ぜることで石鹸のように泡立ちます。
そのためサポニンは天然の界面活性剤とも呼ばれているのです。
また朝鮮人参に含まれているサポニンはジンセノサイドと呼ばれており、このジンセノサイドの種類もポイントとなります。

ジンセノサイドにもさまざまな種類があり、朝鮮人参に含まれているジンセノサイドもジオール系やトリオール系などの種類があるのです。
ちなみに、ジオール系とトリオール系のジンセノサイドは、ジオール系が中枢神経を抑制させ、反対にトリオール系は活性化させてくれます。

この２種類の含有量がバランスよく配合されているのが朝鮮人参であり、特に根の部分には多く含まれていることも大きな特徴となります。

■サポニンの成分について

朝鮮人参はサポニンの１種であるジンセノサイドをバランスよく含有していますが、このジンセノサイドにはどのような働きがあるのでしょうか。

■免疫力の向上

朝鮮人参のサポニンにはナチュラルキラー細胞を活性化させると言われています。
ナチュラルキラー細胞は身体を細菌やウイルスから守る働きがあり、活性化させることで免疫力が高まります。
風邪をひきやすいなど虚弱体質の方に、改善が期待できるでしょう。

■冷え性改善

サポニンには血行促進の働きがありますが、血流が改善されることで冷え性も緩和することができます。
女性にとっても嬉しい改善となるので、冷え性でお悩みの方には積極的に朝鮮人参を取り入れたいですね。

■更年期障害の症状緩和

朝鮮人参が更年期障害の緩和に利用されているのは、更年期障害に関する諸症状の緩和が期待できるからです。
特に朝鮮人参に含まれているサポニンには血行促進や自律神経のバランス改善が期待できるので、ホットフラッシュやイラつき・冷え性などを緩和してくれます。
また更年期にまつわるさまざまな他の症状の緩和に適しているので、症状がひどい方には朝鮮人参が適しているのです。

■自律神経の安定

朝鮮人参に含まれているサポニンには自律神経を調整する働きを持っています。
自律神経が整えられることで、ストレスの緩和等が期待できます。
心因性によって起こる体の不調改善にも適しているでしょう。

■まとめ

サポニンにも数多くの種類があり、朝鮮人参に含まれているサポニンには様々な不調の改善が期待できます。血行を促進してくれるだけでも体の滞った巡りを改善でき、体のさまざまな部分を活性化させることができます。

健康であることも大切ですが、「心も体も元気になりたい」に答えてくれるのが、朝鮮人参のサポニンが持つ役割なのでしょう。

いつでも元気に過ごしたい方や、活発に過ごしたい方などにも適しているのが朝鮮人参です。
ただしサポニンは妊娠中の方や高血圧の方、15歳以下のお子様には積極的な摂取はお勧めできませんので、不安がある方で摂取を希望される際には必ず医師と相談しましょう。
さまざまな諸症状でお悩みの方にも、改善・緩和が期待できるので、一人で悩まずにまずは取り入れたいですね。